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Suite Sweet Suite

キミが鍵を開けたから、最後の部屋が とびきりSWEETなスイートになった
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CATEGORY ≫ 死神ミケと貧乏神のビン
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死神ミケが佇む夜

それ は 
いつ来るのだろう

どんな顔をして
どんな時
どんな感覚と共に

やって来るのだろう


お願いだから教えておいて
と 震える気持ちのときもあれば

知ってしまったら きっと気が狂う
と 思うときもある


mok71.jpg


カカオの名前を呼びたい

でも呼んではいけない

何故なのかはわからない
歯を食いしばって叫びを堪える夜



朝日が差すと
もう二度と戻らない気がした気力が
不思議なことに少し戻ってきて

珈琲を淹れながら
カカオにおはようのメールをする

mok70.jpg


影はもういない
少なくとも 次の夜まで



シロップ





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貧乏神のビンのこと

年度の変わり目で忙しいのか
最近 死神ミケを見かけない・・・と思ったら 今度は

貧乏くじを届けに 貧乏神がやって来た


mok72.jpg


「なんだそれ。 そんなの引いた覚えはないぞ」

「すみません・・・くじは 大神様が引くんです・・・」

「どうやって?」

「皆さまの登録番号が書かれたピンポン玉が入った箱に
 手を突っ込んで・・・」

「ビンゴー! ってヤツか?」

「いえ、ビンボーなんです・・・」


「どうせ公正じゃないんだろ?」

「いえ、そんな・・・
 時どき つけ届けがあると 手ごころが加わる程度で・・・」

「インボーじゃないか!!」

「いえ、ビンボーなんです・・・、ビンです、ビン・・・」


mok73.jpg


あぁ ミケといい・・・コイツといい・・・

ウエルカムじゃない陰気な来訪者に限って
面白いヤツだったりする


「わかった、泣くなよ、ビン。
 ビンボーくじだろうが インボーくじだろうが
 受け取りの印を押せば、ビンは困らないんだな?」

「はい・・・ありがとうございます。
 え? ビン・・・? ビンって・・・?」


名前もなかったらしいソイツが
その呼び名を気に入ったのかどうかは知らない

大好物だという ため息と涙をいっぱいに
それから ひとしきり
「大神さまの暴君ぶり」 について愚痴をこぼすと・・・

ビンボーだかインボーだか知らないけれど
「当たり」には違いない1枚のくじを残して
貧乏神のビンは去っていった


いいさ

不運の波は
呑まれるんじゃなくて 乗っかるモノ

そんな紙切れ
貧乏性のシロップが いつも チラシの裏紙で作ってる
メモ用紙の足しにでもしてしまえばいいんだ






カカオ

mok74.jpg




一昨日より、本当に励まされる思いで・・・(涙)
心から感謝いたしております!

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何の回答も頂いておりませんが、
“ブログ村独自の 非公開のポイント算出アルゴリズム” なるものに
私たちのブログの何かが引っ掛かったということ・・・? と
私なりに推測しております。
(不正などは一切していませんので、
OUTポイント数の少なさくらいしか想像は及びませんが)

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あまりに申し訳なく、参加の意味もないかと思っておりますが
とにかく性急に判断せず、
今しばらく様子を見ようと思います(半分意地。笑)

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死神ミケの休日

虫取りあみに 虫かご下げて
死神ミケが 突然やって来た


mok57.jpg

「今日はオフだ。 出かけるんだ。
 腹が減った。何か食い物をよこせ。」


ミケの趣味は「愛」の採集で
宙を漂う ヒトが発した 「想いのカケラ」を捕まえては
標本にしているのだという


「そこいらでウヨウヨ湧いては 好き好き鳴いてる
 打算にまみれた自己愛じゃないぞ。
 俺が集めているのは 純愛だ。」

ミケは自慢げに そう言った


「純愛って なんだ?」

「なんだ とは なんだ。
 まさに美だ。 アートだ。
 言葉は要らない。
 目にしただけで 心打たれる。」

「見えるのか?」

「当たり前だ。
 カタチあるモノしか見えない哀れな生き物め。」


ミケはボクをしげしげと見つめ
ふふん と鼻で笑うと
昨日の残りのポテトサラダを平らげて
意気揚々と 純愛採集に出かけていった

mok60-1.jpg


ボクは 「純愛」なるモノを
せめて感じることは出来ないだろうかと
同行してみることも考えたけれど・・・

ミケの言う それが何であれ

ボクにない
出会ったことさえないモノであれ

どうでもいいやと 思い直した


ボクがシロップのことを想うとき
時どき ワケもわからずに
涙が流れることがある

打算や自己愛
嫌ってほど自覚のあるボクだけど

その時の その涙は
そういうボクの パサパサした心を
しっとり潤してくれる気がするんだ


それだけでいいやと 思った

それだけでも
ボクにとっては もったいない何かだと・・・

思ったんだよ ミケ



カカオ




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死神ミケのこと

ボクたちのスイートには
時どき 死神がやってくる

特別なことじゃない
人間には見えないだけで
コイツらは いつだって
そこいらじゅうをウロウロしているのさ


ボクたちの担当は Mike という名前
胸につけた 「死神証」 の名札に書いてある

所属は 「恐怖心の植え付け課」 で
「連れ去り課」 ではないらしい

その昔
死に憧れさえ抱いていた若い頃のボク担当だった
ナントカってヤツと幼なじみだとかって

「話は聞いてる。
 少しは昔のようにイキがったらどうだ。
 お前たちみたいに まんまと怯えて落ち込まれては
 手応えがなくて ツマラナイ」

やけに馴れ馴れしく肩を組んだり
勝手に残り物のピザを食べたりするんだ


ボクは毎回 同じことを言う

「なぁ、ミケ。
 シロップの薬のニオイを嗅ぎつけてくるのだけは
 やめてくれよ。」

「それが仕事だ、仕方ない。
 そして、俺の名前はマイクだ。」

「ならせめて
 死ってモンを、もう少し優しく教えてくれよ、ミケ。」

「しょうがねぇなぁ・・・そのポップコーンもよこしな。
 いいか、死ってヤツは・・・
 だからミケじゃない、マイクだ。」


シロップに笑顔が戻るまで
いつだって こんなやり取りにつき合ってくれる

決して 悪いヤツじゃないんだ

ミケが 「連れ去り」 に部署変えされないことを
ボクは 心から祈っている




カカオ


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