久々のシロップとのデート♪
まずは、待ち合わせから早々に
日比谷のシアター・クリエへと向かい・・・
大竹しのぶ主演のミュージカル『ピアフ』を
観てきました。

大竹しのぶさん・・・個性派ゆえに
好き嫌いの分かれるタイプかもしれませんが、
ボクは日本を代表する大女優の一人だと思っていて、
彼女の演じる“ピアフの激動の人生”を
とても楽しみにしていました。
ただ・・・歌は、どうなんだろう?
賛否両論あることも耳にしていたし、
演技同様、歌も「個性」として
違和感なく感性が受けつけるだろうか?
そこは賭けだな・・・と
ちょっと不安に思うところもあったのですが・・・
結論から言うと、
本当に素晴らしかったです♪
歌が歌としてどうこうなんて
全く関係のない世界に引きこまれ、
ロックにも通じるような力強さと
喜び、悲しみ、愛を身体中に漲らせた表現力に
とにかく圧倒されました。
まさに「表現者」という言葉がピッタリ。
演じる側としては本意ではないのかもしれませんが、
大竹しのぶが演じた“ピアフ”に・・・というよりも
「表現者・大竹しのぶ」がピアフを演じることで見せた
“大竹ピアフの世界”にボクはヒシヒシと、
「ただ者でない」者だけが
創り上げることのできる芸術性を感じたのです。

「表現者」って言葉・・・憧れます。
音楽でも、絵でも、映像でも、文章でも、なんでもいい。
何かを通して、自分や自分の伝えたいことを
存分に表現できるって、凄いことですよね。
それが人さまに感動を与えるなんて域に達するには
類まれなき才能と努力があってこそなのでしょうが・・・
でも一方で、
(奇しくも大竹さんの元夫、さんまさんの名言に
『生きてるだけで丸儲け』というのがありますが)
「生きてるだけで、皆、表現者♪」
とも思うのです。
誰かが見ていようがなかろうが、
注目されていようがいまいが、
人生という舞台において
人はみんな自分を表現して生きている。
他者に見えるところだけで
どんなに体裁を整えていても、
いい面ばかりではなく、例えば・・・
性根の部分での意地の悪さ、
他人を見下した心、
コンプレックスや卑屈さ、
な~んにもない中身、
どうしようもない無気力、
吐き気がするような孤独・・・
よくよく覗きこめば、みんな出てる。
表現されてる。
オソロシイなと思うけれども、
だから人間面白いとも言えて・・・
そしてどうせなら、
ボクはボクの最も表現したいボクでいたい。
近づきたい。
そう思うのです。
伝えたい人は
そんなにたくさんはいないけれど・・・
シロップが
奥の奥まで覗きこめる一番の特等席に
ずっと座っていてくれたらいいな、と思います。
願わくば、
「うんうん、カカオ、
悪くない♪
私は好きだよ」
って、最後に言ってくれたら。

カカオ
Comment
私も大好きな、女優さんですよ、
とても個性的な性格の役どころを表現できる、
彼女にしかできない、内側から湧き起こる何かを、
体当たりで、演じてしまう、
貴志 祐介の「黒い家」を読んで、
これほどオゾマシイ話はないだろうと思って、
映画化され、期待半分でしたが、
彼女は、人がゆえに壊れてしまった「人間ほど恐ろしい生き物」を
見事に表現してくれました。
自分を信じて、表現して行けること、
人を信じて、受け入れていくこと、
私は、みんなでワイワイは、苦手な方ですが、
こんなにたくさん人間がいるんだから、
独りでとか、孤独とか、
思いつめないで、近くに人に
話すようにはしてます。
勿論、ブログでの日記もいい表現手段です。
私の記事、最近吐き出すことばかりですけれどね!
う~ん、良いねえ。
酷い人が居るおかげで、
親切な人の優しさが身に沁みる。
影と闇とがあるからこそ、
光と真実の価値が見えてくる。
黒い絵の具に白い絵の具。
全色なければ成り立たない。
世界は巨大なキャンバスで、
私たちは小さな絵の具のチューブ。
確かにその通りかもしれません。
大竹しのぶさん、舞台で拝見するのは初めてでしたが、
素晴らしかったですよ♪
「黒い家」は観ていませんが・・・
ひぃ~っ、怖そう~~~っ(でも観たい…汗)
ブログも、とてもいい自己表現のツールの一つですよね♪
「自己表現!」なんて気負う必要のないところが、
またさらに素直な自分を出しやすく・・・
どんなに素晴らしい言葉を並べていようが、
ドロドロの感情の吐き出しだろうが、
書き手の品性のようなモノはしっかり出る・・・
文章って凄いなとも怖いなとも思いますが、
まんまの自分を出してみること、
客観的に眺めてみること、
私には欠かせない作業にもなっているようです♪
吐き出し、いいじゃないですか~♪
私ももっともっと
うまく吐き出せるようになりたいと思っています!
ありがとうございました♪
はい、今回は東京デートでした!
たまには文化人みたいなデートもしてみよう♪と(笑)
観劇のあとは銀ブラから上野の森散策まで
私たちにしては珍しくよく歩き、
帰ってから二人して
「足が~足が~っ(汗)」と死んでおりました(笑)
先週ライブも終えて、諸々落ち着いたので、
私もまた断捨離に戻りますよ~!
ボストンバッグ1つにはまだほど遠いですが(笑)
一緒に捨てまくりましょう~!!
防寒対策も頑張ってくださいね♪
ありがとうございました!
ご共感いただきありまがとうございます!\(^_^)/
ありがとうございます!
本当に・・・世界には
いい人、酷い人、闇に光に、いろんな色があって、
だからこそ全ての存在が浮き彫りになってくる・・・
> 世界は巨大なキャンバスで、
> 私たちは小さな絵の具のチューブ
素敵な表現ですね!
それってまた、一人の人間の中にも
同じことが言えるような気がするのです。
それらがどう「自分」として表現されているのか、
どう表現したら、より納得のいくものになるのか、
意識しながら生きていけたら、面白いなぁ~と。
人のそれを感じることもまた♪
とか言いつつ、
なんとな~く、のほほ~んと生きちゃっていますが(笑)
ありがとうございました♪
その小柄な身体から繰り出される歌と、女性ながらフランスを占領していたナチスにひるまない勇気は見事と言う他はありません。
そう言う才女は得てして夭逝する事があります。ピアフも享年47歳でした…ともあれ大竹さんには似合いの役所かも知れないですね。
はい、彼女を見出したクラブのオーナーが
「ピアフ」と名付けたシーンもありました♪
約30年分の生涯を駆け足で見せているので
大戦中、多くのフランス兵の脱走に貢献したなどの部分も
予備知識なしにはわかりにくかったのが残念でしたが、
大竹しのぶさん、
まさに「はまり役」という感じでしたよ~♪
(演技をナマで観てナンボ。
さすがにCDを買おうとは思いませんでしたが。笑)
ありがとうございました♪