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Suite Sweet Suite

キミが鍵を開けたから、最後の部屋が とびきりSWEETなスイートになった
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私が美味しくなるとき

ある程度歳を重ねてから出会った私とカカオは
ときどき、お互いを知らなかった頃の話をします。

私が○歳のとき、あなたは何をしてた?
世の中がこうだった頃、あなたはどうしていた?

カカオはどうだかわからないけれど、
私はこういう話をするのが割と好きです。
お互いの人生の、点と点を取り出し、つなげる、
そのこと自体にあたたかい喜びを感じるからです。


これは私たちがまだ
付き合いはじめだった頃のこと・・・

お互いに歳をとったね、と話していたとき
私は遊び心で、カカオに聞きました。


いつが自分の旬だったと思う?


考え考え、「20代後半かな」とカカオは答えました。

がむしゃらだった時代を過ぎ、大人の余裕が生まれて
きっとさぞ魅力的なひとだったことだろう、と
私は想像して頷きました。


シロップは? と聞かれ
私は漠然と15、6の頃ではないかと答えました。

自分から聞いたものの思いつかず、ただ単純にそれが
私が集団生活から抜け出ることができ、
自由を得た節目の頃だったからですが

カカオはしばらく思案したのち
ゆったりと言いました。


「あなたの場合、今からじゃないかと思うよ」


まあ。
嬉しいな、と思いながら、私は笑いました。

笑いながら涙が出てきたので、
自分で感じていたよりずっと
私は、嬉しかったみたいでした。



シロップ
IMG_4854-10.jpg

  「あなたのそばで、一番美味しくなるよっ♡」







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