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Suite Sweet Suite

キミが鍵を開けたから、最後の部屋が とびきりSWEETなスイートになった
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遠距離恋愛という川の中洲で

時間を気にしなくていい特別な夜…

「外で食事したい♪」
と、私から言いました。

いえ、普段も、カカオの方は
「どこか行きたいところはない?」
と、いつも
優しく聞いてくれるのですが…

限られた時間の中だと、
リラックスの方を優先しがちな私たちは
数える程しか
外食をしたことがなかったのです。


まだそう遅い時間ではなかったのに
時期のせいか、早々に
ラストオーダーを迎えた店が殆どで、
その中で、まだ食事の出来そうな
お寿司やさんを見つけて
私たちはそこに滑り込みました。

ここももう、普段の注文は出来なくて
はじめに12種選んで下さい、と
紙と鉛筆を手渡されて、
私たちはクスクス笑いながら
子どものようにお寿司を選び…

そうして注文したものが来るまでも
それを美味しいと食べている間も
私たちはずっとニコニコしていて、

日常になってしまえば
なんてことないであろう、外食の一コマを
私は、噛みしめるようにして過ごしました。


この時間を贅沢だと感じるのは、
幸福なことなのか、不幸なことなのか。


カカオと、
二人で楽器をさわって遊びたい。
今年は一緒に作曲なんかもしてみたい。

お料理を作って食べてもらったり
一緒にお皿を片付けたりしてみたい。

一緒にお菓子をつまみながらDVDが見たい。

ただ、目を見て話したい、笑いたい。


他愛ないジョーク、
真剣な話し合い、
愛し合う行為、
趣味の遊び―――

たまに逢えるそのときに
それらすべてを出来るわけがないのに
それでも、したいと願うなんて・・・

遠距離恋愛は、なんて忙しいんだろう。



思い馳せながらも、私は
今そのときを楽しもうと、首を振りました。

今は、
忙しないこの、特別な時期の中で
まるで時間が止まったように
のんびりと笑い合うカカオとの空間を、

明るいオレンジの照明を、
自分たちで選んだ12個のお寿司を、
人混みで交わした会話を、

ごちそうさま、の後
同じ場所に帰って行ける幸福を、
今はただ、
ただ大切に抱きしめたいと願ったのです。



シロップ



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